バブルの最後の泡が消えたように感じるフジテレビ問題

バブル期に若者だった世代としては、当時トレンディードラマやバラエティ番組などで
トレンドを作り出し、引っ張っていたフジテレビは、華やかでキラキラしていて
バブルの象徴みたいに思えていた気がします。
あの頃は何をしてもうまくいくような無敵感みたいなものがあって、
将来に対する不安もほとんどなく、少し高揚した気分で毎日楽しく過ごしていたように
思います。
今では論外だけれど、軽いセクハラはコミュニケーションの一つと考えるような風潮もあって、
女性は嫌悪しつつ、そういう人物や場所から距離を置くのが最善みたいな状況で。
コンプライアンスという言葉もふだんの生活では聞いたことがありませんでした。
本当に時代は変わりました!
今回のフジテレビ問題を見ていると、”バブルは本当に終わったんだよ”、と
ダメ押しされているように感じます。
個人差はあるけれど、勉強を欠かさずに最先端の知識は身につけられても、
時代への肌感覚みたいなものは歳をとるにつれて鈍くなるような気がして。
自分の経験からしても、組織は若い人が主導権を握って動かした方がうまくいく時代
だとも思うし。
世の中が目まぐるしく変化している時代。
生き方、考え方を随時アップデートしていかないといけないのねえ、と
あらためて思いながらこの問題を眺めています。