免許返納って難しそう

寒い日も多いので、最近は車に乗る機会が増えました。

移動が好きで、飛行機や電車などに乗るといつもテンションが上がり、

車は自分の意思で移動できるところが特に良くて、運転していると楽しくて幸せな

気持ちになります。

夫と半々で運転して京都とか遠くまで出かけたり、長時間の運転も

あまり苦ではありません。

免許が取れた時は、どこまでも行けそうで、自由を手に入れたような気になりました。

先日も、”ほんとに楽しい時間だわ!”と思いながら、ウキウキと運転しましたが、

将来の免許返納の事を考えると少し気が重くなります。

高齢者の免許返納が難しいことがあると話題になっているのをたまに目にしますが、

こんなに楽しいのに潮時を自分で決めて、免許を手放す決断をするのは難しいことかも

しれないと想像しています。

自分の体が思うように動かなくなったり、車をしょっちゅうどこかにぶつけるようなって、

衰えを自覚し始めたら諦める気持ちも芽生えそうではあるけれど。

以前、大きな交差点で先頭で信号待ちをしていたら、高齢者が運転する車が

私の目の前に突っ込んできました。

運転者は、”どうして自分の進路を塞ぐの??”みたいな怪訝な表情で、

少しの間お見合いみたいな状態になりました。

本来入らないといけないレーンがわからなかったようで、しばらくして

気を取り直したように本来のレーンに戻っていきましたが。

初めて通る道路で大きな交差点だと戸惑う気持ちはわかりますが、その状況が飲み込めず、

咄嗟に対処できないのを見ると、高齢者の運転は周囲を不安にもさせるんだ、という

現実を目の当たりにした気がしました。

自動運転の車がデフォルトになる日が来れば、また状況は変わってきそうですが、

人に迷惑をかけない範囲で自分で運転する楽しみは、1日でも長く享受したいと願っています。