みんなどこかで誰かの役に立っている

「人の役に立つ仕事をしたい」「社会のために役立ちたい」という言葉を

たまに耳にします。

とても立派な心がけで偉いなと感心しつつ、

”どんな人でもどこかで誰かの役に立っているから、そんなに構えなくもいいのに”

とも感じます。

昔より”社会貢献”の姿勢が求められている中、

”多くの人に認められるような大きな成果を残すことが世の中の役に立つこと”

というイメージがあるのかもしれないし、

親から「社会の役に立つような人間になれ」と言われながら

育った人もいるかもしれません。

でも、何か特別なことをしないと誰かの役に立てないわけではなく、

親が言う「社会の役に立つ人間になれ」は、あくまで親が考える人間像であって、

本当は誰もが生きているだけで誰かの役に立っているのではないかな。

家庭も社会の一部であるし。

・”自分はいつも話を聞いてあげることしかできない”、と思っていてもそれが誰かの

心の支えになっているかもしれない

・いつも何気なくやっている挨拶が、誰かの気持ちを清々しくさせているかもしれない

・素敵な人と毎朝すれ違うだけで気分が上がるように、自分もそういう風に

思われているかもしれない

・職場での小さな心配りが、誰かの仕事を大きく助けているかもしれない

こんなふうに自分でも気づかないうちに、誰かを支え誰かの役に立ちながらみんな

生きていると思います。

たまたまネットやテレビで見かけた人が言っていた言葉に何かを気づかされる事もあるし、

みんなつながっているわけだから、自分の些細な行動が、知らない所で思わぬ成果を

生んでいる可能性もあります。

・少し片付けをしてみる

・趣味や習い事に没頭する

・これまでできないと思っていたことをやり始める

など、自分がやりたいことをやるだけで、誰かに影響を与え、役に立っているとも思います。

何よりまず自分が良い気分になるから、自分の役に立ちます。

”生きているだけで誰かの役に立っている”から、肩の力を抜いて、気持ちを楽に

暮らしていって良いと思います。