頑張る事を少しやめる
頑張るって素晴らしい事です。
でも、小さい頃から家庭や学校で
”頑張るのが当たり前、怠けるのは良くない、頑張れば幸せになれる”
などの価値観を刷り込まれてきて。
あまり疑うこともなく、学生時代は勉強やスポーツ、大人になってからは
仕事や家庭のことを自分なりに頑張ってきたけど。
頑張っても頑張ってもまだ足りない、自分はまだまだだわ、という不安や飢餓感みたいな
ものをいつも感じていて、あまり幸せではなかった。
進学とか就職とかその時々の目標があって、それに到達するために頑張りたい、という
自分の意思はもちろんあったわけですが。
根本の所では、親(主に母親)に認められたいのと、”頑張っている人”に見られたくて
頑張ることも多かった、とある時気づきました。
でも人生の主役は自分であって、親の人生を生きてはあげられないし。
他の人からの評価も当てにならないものが多い。
頑張って良かったと思えることもたくさんあるけど、
自分を犠牲にしたり辛い思いをするのは”もう自分がかわいそう”と
思うようになってきて。
ある時点から頑張ることを少しやめて、自分が本当に好きなこと、やりたいことを
優先することにしました。
いつも頑張っているお母さん(私の母がそうでしたけど)は、尊敬はするけど
”もっと自分の好きなことやればいいのに”とか”子供の自分もこんなに頑張らないと
いけないのか”と窮屈に感じた事が多かったな、と思い出したりもして、
自分の子どもにはあまりそう感じてほしくない、という思いもありました。
頑張らないと不安を感じる自分もいるけれど、自分が頑張らない分、
”こんなに私を助けたかったのね” という人が
身近に現れたり、新たな視点から物事が見えるようになったり、
気持ちが楽になりました。
ほどほどに頑張ることで、全力で頑張っていた頃よりも物事が上手く
回っていると感じることも多くなったし。
余裕、余白ができたという事なのかな。
自分が頑張っていると他の人にも頑張る事を期待しがちだし、みんなで
少し楽な気持ちで生きられると良いのかな。