大人だって褒められたい

書道を始めて4年ほど経ちます。

子どもの頃書道教室に行っていたわけでもなく、本格的に習うのは初めて。

以前、書道サークルに所属していたことがあり、その時の経験が楽しくて、

いつか本格的に習いたいと思っていたのが始めるきっかけ。

今、日常的に字を書く機会も減っているし、字が上手くなりたい気持ちは薄くて。

個人で黙々と取り組める作業が気に入っているのと、昨日よりもさっきよりも上手く

書けた時の満足感が気に入っています。

最近気づいたのは、”褒められるのが嬉しい”ということ。

”家でたくさん練習してきてすごい”、とか”この前よりも上手になった”とか、

先生はとにかく褒めてくださるので、褒められるのが嬉しくてお稽古が続いている気もする。

自分を見てくれて、とてもとても小さな進歩に気づいてもらえて、褒めてもらうのは

純粋に嬉しいし、気分が良いもの。

子育ての中で褒めることの大切さは実感してきたけれど、些細なことで良いから、

大人ももっと褒めたり、褒められたりする機会があると生活が楽しくなるんじゃないのかな。

褒め言葉をかけることに少し勇気が必要な時もあるけれど、

人間関係が少し温かくなる気もするし。

褒めるってその人に注目して見ていないとできない行為。

これまでとの違いで判断するわけだし。

あなたのことを気にかけていますよ、というメッセージが伝わるから

嬉しい気持ちになるのかも。

人から褒められるのも嬉しいけれど、自分のことを一番知っているのは自分自身だから、

自分をもっと褒めることも大切かもしれないな。